粉体工学用語辞典 powderpedia: Glossary of Powder Technolog

一般社団法人粉体工学会

粒子濃度計測

measurement of particle concentration

 煙道に浮遊する粒子など,固気二相流固液二相流における粒子濃度計測では流量濃度ホールドアップ濃度の違いに注意が必要である。また,このような場合に粒子を系外に取り出す場合,等速サンプリングによるのが普通で,やむをえない場合は非等速吸引誤差の補正を行う。特に,粒子径分布の広い粒子群のサンプリングでは,粒子の大きさによって偏りが生じるので注意が必要である。。
 極低濃度の計測では光散乱粒子カウンター光透過法があり,高濃度では静電容量式濃度計マイクロ波の減衰を使う方法などがある。また,いったん捕集された粒子群を計測して濃度を算出する方法としては,ガンマ線密度計ピエゾバランスなどがある。さらに,極微粒子の計測では CNC が用いられる。なお,ほとんどの機器はホールドアップ濃度を計測するものである。

→  流量濃度ホールドアップ濃度等速サンプリング非等速吸引誤差光散乱粒子カウンター光透過法静電容量式濃度計マイクロ波流量計ガンマ線密度計圧電結晶粉塵計CNC

執筆者:粉体工学用語辞典
更新日:2021/8/12

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