粉体工学用語辞典 powderpedia: Glossary of Powder Technolog

一般社団法人粉体工学会

ロータップシェーカー(商品名)

Ro-Tap shaker

 "rotating and tapping shaker" を略した名称。ふるい(篩)をセットした架台の二本の支柱のうち,駆動側が水平面内で円運動,従動側がクランクを通して直線状に往復運動し,同時にセットしたふるいの最上部からハンマーでタッピングを行ってふるい分ける機械。クランク軸の中央にふるいがセットされた状態となり,ふるいの運動は楕円運動になる。一般には試験用ふるいによるふるい分け試験機として提供され,回転数 290 rpm,ストローク 28 mm,タッピング速度 156 回 min-1 が標準である。
 19 世紀末に完成された機械であるが,現在でもその機構はほとんど変化していない。

→ ふるい振とう機(篩振盪機)

執筆者:粉体工学用語辞典
更新日:2021/6/26

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