粉体工学用語辞典 powderpedia: Glossary of Powder Technolog

一般社団法人粉体工学会

流動焙焼

fluidized roasting

 流動層により金属またはその化合物などの粉粒体流動化させながら,融点以下の温度で焙焼すなわちあぶり焼くことで酸化,還元反応や焼結を行う操作。固体層や移動層に比べ反応効率が向上できる反面,焼結・固結が過度に起こると流動化停止などが発生する。流動焙焼操作の代表例には硫化鉄や硫化亜鉛など硫化鉱の硫黄分を酸化除去するとともに二酸化硫黄を硫酸原料として回収するプロセスがある。このほか,セメント,石こう,石灰などの無機粉体焼成にも適用例は多い。石こうなどは 100 〜 数百 ℃ 程度の比較的温度の低い条件であるが,セメントや鉱石の焙焼では高温流動焙焼が行われている。実用例はまだ少ない。

→ 流動層

執筆者:粉体工学用語辞典
更新日:2021/8/2

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