粉体工学用語辞典 powderpedia: Glossary of Powder Technolog

一般社団法人粉体工学会

転動造粒

tumbling granulation

 バインダーを含む湿潤粉体に転動運動を与え,比較的球状に近い造粒粒子を生成する方法のーつである。凝集体の転動方法には,以下の二種類の代表例がある。

  1. 造粒機本体の回転による方法,
  2. 造粒機内に付設された回転体(回転板)の回転による方法。
 前者を利用した造粒機の代表例には,皿型造粒機(パン型造粒機),截頭された回転円錐型造粒機を含む回転ドラム型造粒機がある。後者を利用した造粒機には,回転円板型造粒機や通気効果を併用した転動流動層型造粒機がある。これらはいずれも凝集体の転動効果を利用していることから,比較的表面の平滑な球状造粒粒子が得られる。また,これを利用した連続造粒操作も可能である。

→  転動造粒装置

執筆者:粉体工学用語辞典
更新日:2021/07/15

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