粉体工学用語辞典 powderpedia: Glossary of Powder Technolog

一般社団法人粉体工学会

顕微鏡法

microscopic method

 粒子の画像(投影像)を光学顕微鏡や電子顕微鏡で直接観察して大きさ形状を解析する手法。この手法は古くから検討されてきた方法であるが,近年,画像処理ソフトの開発により解析の迅速化が進んでおり,現在は画像解析法に分類されている。サンプルの作製法,測定個数の問題,標本(とり込んだ画像)の母集団からの偏り,画像の収差など,問題は種々ある。しかし,微細な粒子の形状や分散状態を直接観察できるので,他の測定法に比べて得られる情報量が圧倒的に多く,他の原理の測定装置の校正基準になり得るのではないかと期待されている。

→ 画像解析法

執筆者:粉体工学用語辞典
更新日:2021/9/21

【広告】