粉体工学用語辞典 powderpedia: Glossary of Powder Technolog

一般社団法人粉体工学会

圧力法(沈降法の)

manometric method(of sedimentation method)

 直径数 cm の沈降管に内径数 mm のガラス管を側管とし,側管接合部にコックをつけた簡単な装置で粒子径分布を測定する方法である。沈降管に試料懸濁液を,側管に分散媒だけを入れる。コックを開くと密度差によって側管の液面が上昇する。試料粒子が側管接合部以下に沈降するにつれて,側管接合部以上の懸濁液密度が減少するので,側管の液面も低下する。その移動は懸濁液の濃度変化に対応することから,粒子径分布を算出することができる。ウィグナー管はその代表的な装置である。

→ ウィグナー管沈降法

執筆者:粉体工学用語辞典
更新日:2021/5/31

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