連続式造粒操作では，造粒機の一方より原料を供給し，他方から造粒製品を連続的に回収する開回路造粒操作がある。同操作において，より均一粒子径の造粒製品をより効率的に連続回収するために，開回路造粒プロセスに分級操作（分級粒操作）を導入した閉回路造粒操作がある。閉回路造粒操作では，

1. 造粒機から排出される造粒物を分級したあと，より大きい，均一粒子径の造粒物を製品として回収する。一方，微細な不均一造粒物を非製品として，原料供給部にフィードバックし，原料とともに再造粒したあと，製品として回収する。
2. 造粒と粉砕（粉解砕）との同時操作に分級操作を導入することにより，分級された均一微細造粒粒子を製品として回収し，粗大造粒粒子を非製品として造粒機内にフィードバックし，粉砕（粉解砕），微細化したあと，製品として回収することも可能である。