粉体工学用語辞典 powderpedia: Glossary of Powder Technolog

一般社団法人粉体工学会

分離効率,分級効率集塵率

separation efficiency

 原料から製品の回収された割合のことで,分級において粗粉側の収率をいう場合が多い。全捕集効率分級効率または集塵率と呼ぶ場合がある。分級において粗粉と微粉の質量を $m_{\mathrm{c}}$,$m_{\mathrm{s}}$,粒子径分布を $f_{\mathrm{c}}$,$f_{\mathrm{s}}$ とすると,全捕集効率と部分分離効率は次式の関係がある。 $$ E = \frac{m_{\mathrm{c}}}{m_{\mathrm{c}}+m_{\mathrm{s}}} = \int_{0}^{\infty} \varDelta \eta f \mathrm{d}D_{\mathrm{p}} $$  ここで,$E$,$\varDelta \eta$ はそれぞれ全捕集効率と部分分離効率,$f$ は原料粒子径分布であり,$\varDelta \eta$ は次式で表示される。 $$ \varDelta \eta = \frac{m_{\mathrm{c}}f_{\mathrm{c}}\varDelta D_{\mathrm{p}}}{m_{\mathrm{c}}f_{\mathrm{c}}\varDelta D_{\mathrm{p}}+m_{\mathrm{s}}f_{\mathrm{s}}\varDelta D_{\mathrm{p}}} $$

執筆者:粉体工学用語辞典
更新日:2021/06/16

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