気固系流動層において，流動層表面とガス排出口との間の希薄な粒子分散相の存在する空間をフリーボードという。フリーボードは層表面より飛び出す粒子をガスから分離するために必要であり，飛び出しにより層外へ排出される単位時間当たりの粒子量はフリーボードの高さに強く依存し，フリーボードの高さが輸送出口高さ（T.D.H）よりも小さい場合には，フリーボードの高さとともに減少し，T.D.H. 以上では，この粒子量は一定となる。