粉体工学用語辞典 powderpedia: Glossary of Powder Technolog

一般社団法人粉体工学会

標準粒子

standard particles

 一定形状で粒子径が揃い,密度,屈折率などの物性値が明確である粒子をいう。電子顕微鏡をはじめ各種の粒子径分布測定装置の検定や超高性能エアーフィルターの粒子捕集率試験に使用する。
 これらの用途のために特に開発された粒子に,スチレンを主成分とするポリスチレン系粒子(ポリスチレンラテックス,PSL)がある。この PSL はほぼ球形で,粒子径の変動係数(CV 値 =(標準偏差)/(中位径))は 3 % 以下と非常に揃っており,JIS Z 8901「試験用粉体及び試験用粒子」に試験用粒子 1 として採用されている。海外で reference materials と呼ばれているなかにも同等の規格の粒子は存在する。しかし reference materials や検定用粉体(reference powder)の中には,ふるい(篩)の検定を意図した粉体も存在し,これらの CV 値はかなり大きく,一般には標準粒子の範ちゅうには含めない。


【参考文献】
執筆者:粉体工学用語辞典
編集:松山達(創価大学)
更新日:2021/9/29

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