粉体工学用語辞典 powderpedia: Glossary of Powder Technolog

一般社団法人粉体工学会

比表面積形状係数

specific surface shape factor

 幾何学的形状係数の一種。粒子体積基準の比表面積 $S_{\mathrm{v}}$ を代表径 $x_{\beta}$ で表示するときの補正係数 $\varPsi_{23,\beta}$ で, $$ S_{\mathrm{v}} = \frac{\varPsi_{23,\beta}}{x_{\beta}} $$ の関係にある。これは表面積形状係数 $\varPsi_{2,\beta}$ と体積形状係数$\varPsi_{3,\beta}$ の比に等しく, $$ \varPsi_{23,\beta} = \frac{\varPsi_{2,\beta}}{\varPsi_{3,\beta}} $$ である。
 形状の揃った粒子群に適用する場合には,平均径として面積平均径Sauter 径)$D_{3}$ を用いると以下のように相性が良い。 $$ S_{\mathrm{v}} = \frac{\Sigma\,\varPsi_{2,\beta}{x_{\beta}^{2}}}{\Sigma\,\varPsi_{3,\beta}{x_{\beta}^{3}}} = \frac{\varPsi_{23,\beta}}{D_{3}} $$  また,球と立方体では $\varPsi_{23,\beta} = 6$ である。

→ 幾何学的形状係数

執筆者:粉体工学用語辞典
編集:松山達(創価大学)
更新日:2021/10/07

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