粉体工学用語辞典 powderpedia: Glossary of Powder Technolog

一般社団法人粉体工学会

ハマーカー定数

Hamaker constant

 ファンデルワールス力の物性定数であり,Hamaker(1937)の名にちなんでつけられた。真空中における同物質間のハマーカー定数は実験や理論によって求められており,炭化水素系物質は $(4\sim 10)\times 10^{20}~\mathrm{J}$ ,酸化物は $(6\sim 15)\times 10^{20}~\mathrm{J}$,金属は $(15\sim 50)\times 10^{20}~\mathrm{J}$ というのが一つの目安であるが,求め方によってその値が大きく異なる場合もある。また,異種物間のハマーカー定数 $A$ の近似計算として,物質1と物質2の接触では $A_{12}=\sqrt{A_{11}A_{22}}$,物質1同士が媒体3を介在して接触する場合には $A_{131}=(\sqrt{A_{11}}-\sqrt{A_{33}})^{2}$,物質1と物質2が媒体3を介在して接触する場合には $A_{132}=(\sqrt{A_{11}}-\sqrt{A_{33}})(\sqrt{A_{22}}-\sqrt{A_{33}})$ が用いられる。なお,媒体3の選び方によってはハマーカー定数を負にすることもでき,このときファンデルワールス力は斥力として作用することになる。

→  ファンデルワールス力

執筆者:粉体工学用語辞典
更新日:2021/06/14

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