粉体工学用語辞典 powderpedia: Glossary of Powder Technolog

一般社団法人粉体工学会

熱ケロセン法

thermal kerosene method

 液相からの微粒子生成法のうち,液体微粒子を加熱さらたケロセン中で乾燥し溶質を析出させる方法が熱ケロセン法である。熱ケロセン法では,塩類水溶液をケロセン中に加えてエマルションを形成することによってあらかじめ液体微粒子を作成し,これを加熱されたケロセン中に噴霧する方法がとられる。このときの乾燥温度はケロセンの沸点以下で,しかもなるべく高い温度で行うことが望ましく,ケロセンの沸点は 150 ~ 250 ℃ 範囲にあり,この温度範囲でケロセンの加熱温度を設定すればよい。また,乾燥された沈殿粒子はケロセンよりろ別(濾別)して取り出す。熱ケロセン法は,迅速で平明な乾燥法である,適用される塩類の範囲が広い,微粒子で形の揃った球状粉体が得られる,少量の塩類溶液の乾燥に適している,などの特長をもつ。

執筆者:粉体工学用語辞典
更新日:2021/07/19

【広告】