混合操作を十分に長い時間続行すると，粉粒体の混合と分離の両作用が動的平衡状態に達する。このときの混合度を最終混合度という。混合性能を示す一つの重要な指標であるが，混合機形式，粉粒体の物性差または比，操作条件などによって影響される。物性差のある系ではある混合時間で最適な混合度を示したあと，再分離して最終混合度が悪くなる例もある。

→　混合度，混合特性曲線，完全混合状態