粉体工学用語辞典 powderpedia: Glossary of Powder Technolog

一般社団法人粉体工学会

ケーク,ケーキ,ろ(濾)滓,ろ(濾)塊

filter cake

 スラリーろ(濾)材によってろ過したときに,ろ材面上に捕捉されて堆積する粒子層のことで,ケーキ,ろ滓またはろ塊ともいい,ろ材を通過して得られる清澄液をろ液という。一般にスラリーのろ過機構はスラリー濃度によって異なり,顕著にケークが形成されるケークろ過と,ケークがほとんど形成されない清澄ろ過とに大別される。
 平均ろ過比抵抗 $\alpha_{\rm{av}}$ とろ過圧力 $p$ との関係は,一般に次の実験式で表わされる。 \begin{align} \alpha_{\rm{av}} &= \alpha_{0}+\alpha_{1}\left( p-p_{\rm{m}} \right)^{n}\approx \alpha_{0}+\alpha_{1}p^{n} \\[10pt] \alpha_{\rm{av}} &= \alpha_{1}\left( p-p_{\rm{m}} \right)^{n}\approx \alpha_{1}p^{n} \end{align}  ここで,$p_{\rm{m}}$ はろ材の圧損である。$n$ は圧縮性指数であり,ケークの圧縮性の程度を示す指標となる。$n=0$ の場合を非圧縮性ケークといい,$\alpha_{\rm{av}}$ がろ過圧力によらず一定となる。$n>0$ すなわち $\alpha_{\rm{av}}$ がろ過圧力とともに大きくなるケークを圧縮性ケークという。
 ケークは,その固体の純度を高め,またはろ液の収率をよくする目的で洗浄を行い,また必要ならば乾燥を行う。

→  ろ(濾)過

執筆者:粉体工学用語辞典
更新日:2021/05/07

【広告】

  • 粉体工学用語辞典の一部の頁で,数式を表示するためにMathJaxを利用しています。
  • 数式がうまく表示されない場合は:
    • JavaScriptを有効にして下さい。
    • ブラウザを変更すると見えるようになる場合があります。
    • ブラウザに依っては数式を右クリックすることで「設定」メニューを呼び出せる場合があります。「Math Settings」→「Math Renderer」から別の設定を試してみて下さい。