粉体工学用語辞典 powderpedia: Glossary of Powder Technolog

一般社団法人粉体工学会

乾式分級

dry classification

 湿式分級に対する用語で,乾いた状態で粒子を分級することをいう。分級は主として粒子径による分別のことで,ふるい分け(篩分け)と空気分級に大別される。ふるい分けは約 100 µm 以上を,一方空気分級では分級径はふるい分けよりも小さくなる。粒子の空気抵抗と物体力(重力または遠心力)とが釣り合う条件での粒子径が分級径となる。ふるい分けでは金網または目板の目開きにより分級径が決まり,JIS Z 8801 に試験用のふるいの寸法が規定されている。空気分級は風力分級ともいわれ,重力分級慣性分級遠心分級に大別される。重力分級は粒子の重力沈降速度と上昇気流速度の釣り合いより分級径が決められ,分級径は約 100 µm 以上であり,ジグザグ分級機が代表的形式である。遠心分級では粒子の遠心沈降速度と気流の内向き半径速度が等しくなる条件で分級径が決まり,乾式のサイクロン分級機では 1 ~ 50 µm の範囲にある。サイクロン分級では分級径はサイクロン直径の平方根に比例し,小型では 0.5 µm 程度の分級も可能である。実用されている乾式分級は原料供給量も大きくできる点で強制回転渦形式が多い。

→  ふるい分け(篩分け)空気分級機

【参考文献】

執筆者:粉体工学用語辞典
編集:松山達(創価大学)
更新日:2021/08/03

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