粉体工学用語辞典 powderpedia: Glossary of Powder Technolog

一般社団法人粉体工学会

簡易型ネブライザー

conventional nebulizer

 加圧空気による液噴霧装置は,ネブライザーまたはアトマイザーと呼ばれ,一般に質量濃度 5~50 g m-3,質量中央径 1~10 µm,幾何標準偏差 1.5~2.2 の液滴を発生させることができる。図は簡易型のネブライザーで,噴霧空気圧は 1~2 気圧である。噴霧液としては,不揮発性の液体またはその溶液,または固体の懸濁液が用いられる。ポリスチレンラテックス(PSL)標準粒子は,数十 nm から数 µm の範囲で市販されているが,これを純水中に懸濁させネブライザーを用いて得られる PSL 標準エアロゾル粒子は,光散乱粒子カウンターなどの粒径測定器の検定,フィルター捕集性能試験によく用いられる。


簡易型ネブライザー
簡易型ネブライザー
執筆者:粉体工学用語辞典
更新日:2021/6/11

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