粉体工学用語辞典 powderpedia: Glossary of Powder Technolog

一般社団法人粉体工学会

カプセル輸送

capsule transport

 カプセル輸送とは,円管の内径と同じ程度の直径を有する円筒径のカプセルを管内流とともに輸送する技術のことである。作動流体としては液体および気体がともに利用され,前者の場合は,主に水が使用されるので,水力カプセル,後者では空気が使用されるので空気カプセルと呼ばれる。車輪をもたないカプセルは,流体とカプセルの密度が同程度の水力カプセルにみられ,車輪付きのカプセルは空気カプセル,特に大容量の場合にみられる。大容量の場合には 1 m 近い管径のパイプが使われる。空気カプセルでもプラスチック容器のような軽量物や小型カプセルの場合,車輪なしで用いられる。カプセル輸送は,管内輸送一般についていえる無公害性などの長所のほかに,大容量・長距離輸送が可能であること,カプセルに積み込みさえすれば任意の形状の物質の輸送に使えること,さらに車輪の使用によって管の摩耗が大幅に改善させるなど,多くの長所を持っている。反面,輸送効率を上げるには次から次へとカプセルを送り込まなければならず,大きなカプセルではそれは容易ではない。

執筆者:粉体工学用語辞典
更新日:2021/8/5

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