粉体工学用語辞典 powderpedia: Glossary of Powder Technolog

一般社団法人粉体工学会

液噴霧法,アトマイザー

liquid atomization method

 テスト用エアロゾル粒子を発生する方法の一つである。液を噴霧などにより液滴化し溶媒を蒸発させることにより溶質を粒子化する方法である。噴霧液としては,不揮発性の液体またはその溶液,または固体の懸濁液が用いられる。液滴の発生方法には,加圧空気による方法(ネブライザー)に加えて,超音波法,振動オリフィス法遠心力噴霧法がある。加圧空気法とは,たとえば図に示すような構造をもち,噴霧空気圧は 1~2 気圧である。超音波噴霧法は,液に超音波振動を与えて表面の液を霧化する方法で、加湿器やエアロゾル療法においても広く用いられている。振動オリフィス法は,オリフィスから吹き出る液体柱を振動の力で細分化し液滴をつくる方法である。

→ 遠心力噴霧法


簡便型ネブライザー
簡便型ネブライザー [JIS B 9921 解説より]
執筆者:粉体工学用語辞典
更新日:2021/06/18

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